楠木ともりは独学で声優になったってホント？どうしたら私も声優になれるの？

人気声優、楠木ともりさんが遺伝性疾患「エーラス・ダンロス症候群（関節型）」のため、人気コンテンツ『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』（ニジガク）の優木せつ菜・中川菜々役を降板することとなりました。

そんな楠木ともりさんは独学で声優になったと耳にしました。

そこで、今回は楠木ともりさんの独学の方法や、声優にはどうしたらなれるのか調べてみました。

どうぞ最後までご覧ください。

楠木ともりさんの声優になりたいと思ったきっかけ

楠木ともりさんがアニメに興味を持ったのは中学２年生の時です。

生徒会長という役を任された楠木ともりさんはこの中学時代に初めて悲しいことに「いじめ」を経験しました。

そこで、アニメ好きな友人の影響でアニメの魅力に触れました。

特に『こばと。』の再放送をみて、声優の花澤香菜さんの声と演技にあこがれ、私も声優になってみたいと思います。

楠木ともりさんの声優になるための独学方法

いじめの影響のせいか、自分に自信が持てなかったという楠木ともりさんですが、声優に憧れその世界に没頭していったようです。

そこで、声優になるために独学で勉強し始めます。

アニメの動画を音声なしで見ながらセリフを何度も練習する。
ネットで滑舌をよくするための早口言葉を調べて練習する。
ネットで気になる作品のフリー台本を印刷して友達と練習。

楠木ともりさんは、2016年にソニー・ミュージックアーティスツ主催の第5回『アニストテレス』のオープンオーディションに応募し、特別賞を受賞しました。

このオーディションでは、声優としては経験がないのでと歌手志望として応募されましたが、審査の時にこう語ったそうです。

楠木ともりさん

私、歌手志望で出してますけど、声優もがっつりやりたいんです！

その後、ソニー・ミュージックアーティスツに所属し、初めてのスタジオオーディションで『メルヘン・メドヘン』の主役キャラ、鍵村葉月の声優に抜擢されました。

声優になるにはどうしたらいいの？

現在活躍する声優の多くは、声優に必要な知識や技術を養成所や専門学校で学んでからプロの道に進んでいます。

声優養成所や専門学校で学んだあとは、声優プロダクションに入るためのオーディションを受けるのが一般的です。

入所後は、オーディションに勝ち抜いて仕事を獲得します。

このように実績と経験を重ねると、仕事も生活も安定するようになります。出演したアニメ番組などがヒットすると、続編の制作や映画化などへと発展することもあります。

声優に求められる人物や適性は？

声優は、ストーリーの流れをよく理解する読解力が必要です。

この能力は、普段から本を読む習慣をつけることによって養われます。

そのうえで声優は、武器となる自分の声に豊かな感受性を加えて、個性的な表現力を身につけることが求められます。

感受性を磨くには、映画や絵画、演劇、古典芸能といったさまざまな種類の芸術に触れることも必要です。

声優にはディレクターの指示を的確に理解して対応する高いコミュニケーション能力が不可欠です。

声優の必要な試験と資格は？

声優になるための必須資格はありません。

声優としての能力を測定する検定試験はあります。

声優検定

日本声優検定協会が実施する検定試験で、声優になるために必要なボイス技能を診断します。

入門級（5級）から最上級（1級）までの6段階が設定されており、上級（準1級）と最上級のカテゴリーはプロレベルと認定されます。

試験科目は次の通りです。

5－3級　滑舌 / 声の使い分け / 朗読
2～1級　滑舌 / 朗読 / ナレーション /ドラマ / 基礎知識

声優能力検定

日本声優能力検定協会が実施する検定試験。

試験はスマートフォンや携帯電話を利用して実施されるため、24時間いつでも受験できるのが特徴です。

5～1級の5段階に区分されており、試験科目は次の通りです。

5ー4級　滑舌 / 声の使い分け / 朗読
3級　　 滑舌 / 声の使い分け / 朗読 / ナレーション
2ー1級　滑舌 / 声の使い分け / 朗読 / ナレーション / 朗読・小説 / 朗読・詩

新人声優はプロダクションに所属しないと仕事を獲得することが難しいため、まずプロダクションに入所することが声優になるための入り口と言えます。

（参考：https://shingakunet.com/bunnya/w0013/x0132/naruniha/）